RPAの導入と推進ついて

f:id:k2kuni:20211102115745p:plain こんにちは代表の小林です。

最近RPAに関しての、お問い合わせを頂くのですが内容を、お伺いすると経営層/管理部門/利用者で認識がズレてると感じる事が多く導入しても活用が進んでいないと感じています。

特に多い相談が教育に関してなのですがヒアリングをして行く中で同じようなことが原因で活用が進みにくくなってるのに気が付きましたので以下にまとめてみました。

<RPAの推進が進まない原因>
【経営層】は導入すれば自動化が出来ると思ってる。
 →費用対効果の算出方法や導入後の方向性が決まってない。

【管理部門】は導入後の利用ルールを厳しくしないと危険と思ってる。
 →利用者が使いやすくトライ&エラーが出来る環境を用意できてない。

【利用者】は管理部門や情シスに外部の誰かが作ってくれると思ってる。
 →RPAツールは実際に作業してる人が自動化を行うためのツールなので自分で作成する必要がある。

上記のように各立場で向いてる方向が余りにも違ってしまい、本来活用すべき方向に、みんなが向いてないのが進まない原因になっています。

<RPAの活用を推進する考え方>
【経営層】
どの分野に導入して費用対効果を出すのか明確にし作業時間が削減された分を本来注力するべき業務に集中させる事を考える。
【管理部門】
活用しやすいルールや環境を用意して利用者への勉強会やプチ活用術の紹介などを行うように考える。
【利用者】
ルールの中で自由に触り小さな事からでも利用してみるように考えて行動する。

そうすると進む方向性が同じになり活用が推進されていきます。

<最後に>
実はRPAツールを活用するには、どの部分で使うのかを決め使い易い環境を準備し作業効率が上がった分を何処に活用していくのかという考え方から始めるとスムーズに活用を進めて行けます。

導入されているけど活用が上手く行ってなかったり、これから導入を検討されてるのであれば、是非上記の観点で活用を考えてみるのをお勧めいたします!