出退勤アプリで勤怠報告を効率化
こんにちは。
DX推進事業部の藤野です。
最近、社内で使っている勤怠管理アプリの改修を行いました。
アプリについては近日中に社内で使用開始になるタイミングですが、
途中で改めて感じたアプリ開発における重要ポイントも交えて、今回追加した機能の詳細についてご紹介します。
背景
現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もありスタッフは在宅勤務をしています。
弊社では、出退勤の管理、スタッフの状況把握について、全てオンラインで完結できるようになっています。
元々のアプリの概要
1.出退勤の記録
2.出勤時の体温取得
3.出勤時のスタッフの位置情報を取得
追加した機能
今回の改修では、Power Platform で作成したアプリを起点として、出退勤の報告、欠勤の連絡、上司への連絡をスムーズに行うことができるように機能の追加を行いました。
特に、スタッフが所属する部署、スタッフの上司別に、報告を行うTeamsのチャネルや個別メッセージを変える Power Automateのフローを作成しました。
出勤報告
退勤報告
欠勤報告
遅延報告
Dataverseへ出退勤記録を登録
出勤、退勤、欠勤の記録について、Dataverseへレコード登録を行います。
登録されたレコードを参照する事で、Power Apps のアプリ側では以下の制御を行っています。
・出勤後は欠勤ボタンを押せないようにする。
・欠勤報告を行った後は、出勤ボタンを押せないようにする。
・出勤後は、欠勤ボタンと遅延報告のボタンを押せないようにする。
上記の制御を行うことによって、出退勤ルールに適合しないイレギュラーな操作をあらかじめ防いでいます。
私が感じたアプリ開発の最重要ポイント
それは、人に見てもらい意見を聞く。
書くと「当たり前だな」と感じるのですが、Power Platform を触り始めた当初はこの重要性がよくわかっていなかったです。
やはり自分ひとりでは思いつくアイデア、実装方法、修正方法に限界があります。
今回も、社内の会議でたくさんのアドバイスをもらいました。
また、機能追加についても、「○○した方がよいのでは?」「配置しているこのパーツは必要ないのでは?」など、自分以外の視点から率直に意見をもらうことは重要です。
今回機能追加した、交通機関が遅延した際の報告ボタンについても、社内から要望があった事をきっかけに実装しました。
最後に
Power Platform はローコードで市民開発者でもスピーディーに開発できる事が大きなメリットです。市民開発者の立場として、開発方法、仕様の決め方、社内での説明方法について、フィードバックをたくさん受ける事の重要性を改めて感じました。