Afterコロナで必要な価値観と働き方の変化

こんにちは 最近、サウナにハマって週3で行っているソントレーゾのなかまるです。

最近は新型コロナウイルスの新規感染者数もピーク時に比べて大幅に抑えられています。

マスクをせずに外出がしやすい生活もそう遠くなく、経済も徐々に回復する兆しが見えている中、以前と同じ暮らし方、働き方に戻すという選択は本当に正しいことなのか今一度考える良い機会ではないでしょうか?

”サラリーマン”誕生から100年


SmartHRが公開した"働く"の100年史という動画。 約100年前にサラリーマンという働き方が生まれ、当時から現在までの仕事や働き方がピクセルアニメで表現され、動画の終盤にこれからの働き方はどう変わっていくべきか、を考えさせられる素晴らしい動画でした。

100年前と現在

100年前と現在を比較するととても似ている部分も多いことが分かります。 
 幕末の混乱、明治の発展を経て、安定的に暮らせるようになった大正時代と 太平洋戦争の混乱、戦後の復興〜高度経済成長の発展を経た現在と似通っている部分があります。


これはの短いスパンの出来事にも置き換えることができます。 
就職氷河期リーマンショック、大震災などの混乱、復興を乗り越えて
世の中が安定すると必ずといっていいほど、国民の堕落、退廃を指摘する声が大きくなるようです。


当時、書籍『野心論』を書いた元官僚の澤柳政太郎は、現代の青年には遠大なる志が乏しく、大なる野心がない、依頼心のみ強い、こんな意気地のないことでは国家の前途も心細いと記載し、当時日銀理事だった河上謹一も、「今時代の学生」は「大会社とか大銀行とかを選ぶ傾向があって、いずれも大樹の下は安全だという思念に付纏(つけまと)わられている」と『実業之日本』で論じています。 「これだから今どきの若者は、、」というセリフは100年前にも存在していたようですね。笑

このセリフは混乱期や発展期を経験した世代から出るものでありますが、時代の変化を無視し、過去の価値観を当てはめることが果たして本当に良い社会につながるのか?と思ってしまいます。



Afterコロナの働き方


先述した『”働く”の100年史』で問われたそれぞれの時代の価値観、当たり前、
それは時代によって変わり、働き方も同様に変化していきます。


コロナ禍を経験し、これからの新しい価値観、働き方に柔軟に対応せず”時代遅れ”の企業に魅力を感じるでしょうか?


昨今話題のDX(デジタルトランスフォーメーション)の利活用においてもまだまだ導入している企業は多くありません。DX自体もまだまだ過渡期であり、デジタル化やそれに伴う新サービスの誕生はまだまだ多くの余地を孕んでいると感じます。 
 しかし今後、より一般的になってくるであろうテレワークや時短勤務、また働く選択肢を増やすことで様々な分野の人材の確保によって知見を得ることができ、企業としても新しい戦略やサービスの創出が可能になると思いますし、 
自身の価値観を突き通すためにDXという選択を捨ててしまうには、あまりにもったいないと感じます。