自己肯定感 != ナルシシズム?

こんばんは!在宅ワークで増えた体重が一向に減らなくて悩んでいる馬場です。

今回は自己肯定感がどういうモノなのか、自分なりに調査して考えてみようと思います。

何故このテーマにしたかと言えば、SNS等で見かける「自己肯定感が高い人」のイメージ像の幾つかで、「あれ?これじゃ単なるナルシストなのでは…」という違和感を覚えた事がキッカケです。

この「違和感の正体」を紐解くことで、自分が目指すべき在り方が見えてくるのではないかと思っています。

違和感の原因

まず違和感を感じた原因を考えてみると、おそらく『自分スゴいアピール』なんだと思います。

例えば「自己肯定感が高い男(自称)」が「俺ってホント格好良い」って言ってるのは、なぜか物凄く違和感を覚えます。

「ナルシスト」または「自己顕示欲」や「承認欲求」が強い、みたいな印象は受けるんですが、自己肯定感は寧ろ低く感じるんです。んー何ででしょうか。

違和感の正体

まず用語の意味を調べてみたいと思います。

  • 自己顕示欲 … 周りの人間から注目されたいと思う欲求
  • 承認欲求  … 周りの人間から認められたいと思う欲求
  • 自信    … 自分で自分の能力や価値などを信じること
  • 自己肯定感 … ありのままの自分を肯定する感覚
  • ナルシスト … 自己愛が強く、周りの人間から尊敬や羨望を求める人
    (ナルシストは色々な種類があるらしく、日本では主に「自分を過大評価する人」を指すらしい)

自己肯定感とその他の大きな違いは『周りの人間を気にするか否か』ではないでしょうか。

自己肯定感って自己完結するイメージです。
少なくとも自分の価値を周りに左右されるようなモノでは無いはず。
対して『自分スゴいアピール』は周りに対して行うモノ。周りからの評価や反応を求めている時点で「自己肯定感が高い」は矛盾が生まれます。

きっとこれが「違和感の正体」なのではないでしょうか。

矛盾の理由

この矛盾が生まれる理由を勝手に考察してみたいと思います。

恐らく背景として「自己肯定感が高い」==「自信に満ち溢れている」って印象があるのではないでしょうか。
(私にもそんな印象はあります)

今回は「自己肯定感が高い」=>「自信に溢れる」=>「自信過剰」=>「自己を過大評価」=>「ナルシスト」という流れを経て、最終的に「ナルシスト」という印象だけが伝わったと考えると凄くシックリきます。

でも言葉の意味で考えてみると、自己肯定感と自信満々ってあまり嚙み合わないような…。ありのままの自分を受け入れると、自信に満ち溢れる…?それって本当に「ありのまま(短所も含めて)」なんでしょうか…。どうなってそうなるのかイメージが出来ません。

捉え方を変えて、ありのままの自分を受け入れると自信を失わない。なら噛み合う気がします。「自分が持っている能力や価値を見失わない」ですね。

そう考えると自己肯定感の高い人の「自信」って、過度に高くなったり低くなったりせず、適正な位置で安定する形になるのではないでしょうか。

調べてみると、寧ろ「自己肯定感が低い」場合に自信過剰になる事が多いようです。ありのままの自分を受け入れられないから、自分を守るために過剰な期待やアピールをしたり、傲慢な態度を取ってしまう、といった流れでしょうか。

おわり

今回は、自己肯定感と自信の関係について理解が深まりました。
曖昧だった部分を自分なりに整理出来て凄くスッキリしています!

ちなみに、調査の中で面白い記事を見かけました。
精神科医が教える「最強の自己肯定」とは?(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
「最強の自己肯定とは、自分を肯定しないこと」
こういうの大好きです。 自己肯定感って名前から「自分を肯定しなきゃ」って思いがちですが、意味を考えればいちいち無理に自分を肯定する必要はないというのは頷ける気がします。

ありのままの自分を受け入れて、人生を楽しむのが大事ってことですよね。素敵です。